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『 二十年近い前のことだから、もう昔といっていいかもしれない。ぼくはまだ小学校の三年生だった。
』
こんな書き出しで、コロボックル物語の第一巻「だれも知らない小さな国」は始まります。
小学校三年生だった「ぼく」は、モチの木を探している時に、小山と杉林に囲まれた三角平地を見つけます。
そこは、小法師さまと呼ばれる小さな人が住むという伝承がある不思議な場所でした。
そしてある日、 そこで「ぼく」は、小さな人と出会ったのです。
この物語は、三角平地に住む小さな人 ― コロボックル ― と、彼らと出会った人々の物語です。
最初にコロボックルと出会った「ぼく」は大人になり、コロボックルから「せいたかさん」と呼ばれるようになります。 そしてコロボックルの『味方』となって、コロボックル小国の発展に力を貸す事になります。
コロボックルとの出会いをきっかけに、せいたかさんは、様々な出会いを重ね、しあわせな家庭を築いてゆきます。
そして、コロボックル達の世界もまた、人間とトモダチとなったことによって、大きく広がって行く事になるのです…。
全五巻からなるコロボックル物語は、様々な出会いを軸とする物語です。
私にとってもこの本との出会いは、大きな喜びとなりました。 この本と出会った喜びを多くの人と分かち合いたいと心から思っています。
まずは一度、手にとってみて下さい。
現在入手可能なコロボックルシリーズ一覧・出版元はすべて講談社です。
- だれも知らない小さな国
せいたかさんとコロボックルの出会いを描いた感動の第一巻です。
ハードカバー(\1100) 青い鳥文庫(\580)
- 豆つぶほどの小さないぬ
絶滅した筈のマメイヌが生きている?? コロボックル達のマメイヌ探しが始まります。
ハードカバー(\1200) 青い鳥文庫(\580)
- 星からおちた小さな人
飛行実験中のミツバチぼうやがモズに襲われた!そして人間に捕まった??ミツバチぼうやを救い出すためにコロボックル達は動き始めます。
ハードカバー(\1200) 青い鳥文庫(\580)
- ふしぎな目をした男の子
ツムジ老人が町で出会った少年は、コロボックルを見ることができるふしぎな目を持っていました。
ハードカバー(\1200) 青い鳥文庫(\580)
- ちいさな国のつづきの話
ちょっと変わったコロボックルの女の子がトモダチに選んだ人間は変な子といわれている女の子でした。感動のコロボックル物語最終巻です。
ハードカバー(\1200) 青い鳥文庫(\580)
- 小さな人のむかしの話
ツムジ老人がコロボックルの昔話を聞かせてくれました。きっとどこかで聞いた事のある話も混じっているはずです。
ハードカバー(\1200)
- コロボックル童話集
番外編。コロボックルのトコちゃんのお話など、ちょっと短かめのお話が沢山はいっています。
青い鳥文庫 (\530)