この二冊の本は、コロボックル物語の番外編的な作品です。
「小さな人のむかしの話」は、歴史学者でもあるツムジイが集めたコロボックルに伝わる伝承をまとめた作品です。
古い順に並んでいて、人間の伝承と重なる物語もあります。でも、結末が微妙に違っていたりするあたりが楽しいです。コロボックルがいかに人間の近くで生きてきたのかが、わかる作品だと思います。
そしてなによりも嬉しいのが、巻末についている『コロボックル余話』です。
これは、今までの物語に登場したコロボックル達の後日談や、物語のなかに織込めなかったエピソードが満載で、コロボックルファンとしてはたまらないものがあります(*^-^*)
「コロボックル童話集」も同じく短編集ですが、こちらは現代のコロボックルのお話です。収録してある作品を簡単に紹介します。
『コロボックルのトコちゃん』は、絵本向けに書かれた短編です。絵本も出版されていたようなのですが、残念ながら、私は見たことがありません★(T_T)
絵本だったらどんな挿絵だったのかなぁ。。。と想像してしまうような動きのあるお話なので、一度は目にしたいと思っているのですが。。。
『コロボックルとその友だち』は、佐藤さとる先生が短編集を想定して書いていた物語で、あるひとりのコロボックルとひとりの人間のトモダチとの出会いを描いています。この短編にを元に、「ふしぎな目をした男の子」と「小さな国のつづきの話」が作られているので、ちょっとしたパラレルワールドに迷いこんだ気分にもさせられます♪長編との微妙な違いを楽しむのも一興だと思います。
このページには登場人物紹介を付けませんでした。ゴメンナサイ★
でも、あらすじまで紹介することになりそうで、怖くてつけられませんでした。
却って読みにくくなってしまったかもしれませんが、ご了承下さい。