小さな国のつづきの話




 コロボックル物語最終巻。
 
 ティサコ族というコロボックルとは違う種族の小さな人が登場するのをはじめ、新たな登場人物が多数登場する、前向きな未来を予感させる物語です。
 今回の物語の主人公、杉岡正子さんを筆頭に、登場する人間の個性もじっくりと描かれている気がします。

 なによりも、佐藤さとる先生が私達の疑問に答えるために贈ってくださった後日談的なメッセージが詰っているのが嬉しい作品でもあります♪

 正直言って、ネタバレの感想を書きまくるよりも、コロボックル小国の更なる発展を祈りつつ、物語の余韻に浸りたい気分にさせる作品です。



出演者リスト

◆コロボックル編◆
呼名 正式名 人物紹介
ツクシ
ツクシンボ
スギノヒメ コロボックル通信員。呼名は母親がスギナといったのでその子供だからツクシだそうだ。度胸がよく、気位が高そうな雰囲気を持つ。
夢は世界をまわって旅行記を書くこと。その予行練習を兼ねた旅の途中、チィサコ族と出会い、コロボックル小国へ案内する。
トモダチは図書館職員の杉岡正子。
エカキ
ダイク
クスノヒコ トギヤの弟子の大工で設計が得意。ツクシの隠れ家を設計をする。
いつも絵を描いていることから呼名がついた。 実はおハナの同級生で、学校時代はダイクと呼ばれていた。
コロボックル国の使者の一人としてチィサコ族の村へ派遣された。
ツクシちゃんとはこれから色々あるんじゃないかな…?
ハヤタロウ他二名 チィサコ族 ツクシが旅先で出会った別種族の若者三人組。むらさき色の髪が特徴。『すみれ髪の旅人』を名乗る。
チィサコ族は、山奥に住み、春〜秋にかけて小人数で暮らし、冬だけ山のふもとに集まって一族みんなで暮らしている。コロボックルより行動範囲は広い。
ハヤタロウ以外の名前は不明だが、皆、山では大工仕事を担当している。
テマリ ヤナギノヒメ ネコ夫人。ママ先生の連絡係を務める。明るくおおらかな人柄で、テマリが弾むように身軽な人。
ノッポ クヌギノヒコ ツムジイの一番弟子の学者。呼名のとおりコロボックルしては背が高い。
コロボックル国の使者としてチィサコ族の村へ派遣された。



◆人間編◆
名前 人物紹介
杉岡正子 図書館の事務員を務める女性。小さい頃から周りにへんな子と言われ続けているが、本人はいたってマイペース。子供の頃に自分の小さな守り神を見たと思っている。
チャムちゃんとは高校の同級生だった。図書館に遊びに来たムックリくんに教えてもらってコロボックル物語を読んだ後、ツクシとトモダチになる。後に功と結婚する事になる。
アパッチ先生 正子の上司。図書館の児童室の主任。アパッチというのは、彼女が上品な顔立ちにもかかわらず、ひどく言葉が荒く陽気なところから、正子が密かにつけたあだ名。
ムックリくん せいたかさんの息子。チャムちゃんとはかなり年が離れていて、最終巻ではじめて登場する。 タケル少年の例にならい生れた時からコロボックルを見て育ってきた。
ムックリと言うあだ名はずっと前に十人くらいといっぺんにケンカをした時に、つきとばされてもまたムックリ起きあがってきた時に付けられた。 正子にコロボックル物語の存在を教えたのも、功とはじめて会わせたのも実は彼♪ある意味キューピット的な存在(^^)

・出演者は基本的に登場順に紹介しています。   
・間違いや見落としに気づいた方は是非ご一報ください(^^;

  
 
 
このページのイメージカラーはスミレ色。
 ツクシが出会った「スミレ髪の旅人」ティサコ族から連想しました(安直?)
この壁紙は、スミレの花が密集した感じが髪の毛のイメージに近い気がして選びました。微妙にリアルなところも気に入っています(^^)
 それにしてもどう見ても派手な髪ですよね?ティサコ族が覆面して旅しているのも納得です。

  

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