■2002/06/02 (日)
一ヶ月以上経ってしまいましたが・・・(^^; |
今日も展覧会レビューです。
今日、ご紹介するのは、奈良国立博物館 『大仏開眼1250年 東大寺のすべて』展 です。
見に行ったのは、GW中です( ̄ー ̄;;;
一ヶ月以上前のことなので、レビューするのは止めようかとも思ったんですけど、まだやっている展覧会なので、ちょっとだけ感想を書いておきたいと思います。
この展覧会は、とにかく見ごたえがあります。
東大寺の歴史を、すべて網羅して見せようという意欲に満ちた展覧会で、東大寺の所蔵品大放出!!!って感じ。出し惜しみしている気配を全く感じませんでした。
特別展って普通、新館を使って開催するのですが、今回は、旧館まで使って、全館あげてやっていたので、見終わった後は、もうグッタリ★
朝イチで会場に入って、会場内でお昼を食べて、出てきたのは、2時すぎ(+_+)
正直言って、も少し、展示品を絞り込んでくれてもいいのに…と、思わずにはいられませんでした。
東大寺展に行く前日に乗った、タクシーの運転手さんが、今回の展覧会は、東大寺がすごく力を入れているから、行った方がいいよ、と、言っていたのですが、その言葉が、ウソでないことがよ〜〜っく判りました。
運転手さんの話では、秘仏執金剛神像 までも、安全性さえ確保できれば、この展覧会に出す意向だったらしいです。
噂話のようなものなので、信憑性には、チト疑問が残りますが、まんざらウソでもないだろうな、って思わせるくらいのレベルの品は、出品されてたと思います。
話が少しそれますが、この執金剛神像、6月22日〜7月7日の間、法華堂(三月堂)で、特別に拝観出来ます。図版でみるよりも、はるかに塑土の白さが際立っていて、色彩も美しいです〜(うっとり)。
あれだけ間近に見られる機会はそうないです。ここまできたら、絶対に足を運んでおくべきだと思います。
私の展覧会でのオススメは、法華堂の仏像をメインに展示してあった第一会場。
法華堂ファンには、たまらないものがありました(^^)
私が行った時には、伝日光・月光菩薩像が、展示してあったのですが、普段、4mちかい像に囲まれて安置してあるために、すごく小ぶりな印象をもっていた像が、ここでは、すごく大きな存在感を示していて、ちょっとビックリでした。
お堂で見るよりも近くで見れる上に、背中のラインとか、普段、なかなか見えないとこまでよく見れたし、しあわせな一時でした〜♪
お堂って本来、拝むための場所だから、どうしても、細かいところまで見えるような環境が整備されていないし、ちょっと不満が残っちゃうんですよ(^^;
ま、お寺の方から言ったら、作品として鑑賞するという見方は、邪道なんでしょうから、文句は言えないんですけど★
ですから、こんな風に時々、展覧会場で見ることが出来るのは、正直言って嬉しいです。
鑑賞することを前提に、展示してくれてますから♪心置きなく見ることができるんですよね(^^)
そうそう、東大寺展とは別に、旧館に、唐招提寺金堂の薬師如来が展示してあったのですが、これも唐招提寺で見た時よりも、はるかに大きく感じました。
唐招提寺の金堂ってすごく大きかったのね(^^;;と今更ながら実感しちゃいました。
今、唐招提寺の金堂は改修中なので、その間一時的に、奈良博に展示されているのですが、普段とはまた違う顔をみせてもらえて、新鮮でした。
そうそう、唐招提寺の改修に関してちょっとおもしろいページがありました。興味のある方は、こちらをご覧下さい。
体調は万全というわけではなかったのですが、久々の奈良旅行、楽しかったです。
5月って、歩いていても一番心地よい季節ですしね♪
ほかにもいろいろ見たんですけど、とりあえず、展覧会レビューだけUPしておきます。
日記のくせに、一ヶ月以上たって書くなんて。。。夏休みの宿題を31日にする子供みたい(^^;
こんどは、も少し早めに書けるように頑張ります。
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